「困った場面課題解決シート」新たなガイドラインを作ります。
渡辺式家族アセスメント/支援モデルによる「困った場面課題解決シート」。
世に送り出して7年が経ちました。
特に、ご本人と他の家族成員、あるいは援助者との間の関係性に解決すべき課題があるような事例の援助方策を見出すツールとしてご活用いただいてきました。
医療や福祉の現場で、援助者自身が疲弊することなく対象となる方々に寄り添い、解決への道のりに同伴していくためには、相手への深い理解と、現象を俯瞰してとらえる思考過程が重要です。
この思考プロセスを「見える化」したものが「困った場面課題解決シート」です。
援助者が支援に行き詰まりを感じ、疲弊してしまわないよう、このシートを使ったカンファレンスの方法を多くの方に届けたいと願っています。
そのためには、まずはこのシートの使い方に関するガイドラインが必要です。
「渡辺式家族アセスメント/支援モデルによる困った場面課題解決シート」という書籍を2012年に出版しましたが、これを基本にしつつも、もっとシンプルでわかりやすく、簡略化したものを作りたいと思います。
金沢大学の柳原清子先生とともに、「これならできそう!」「やりたい!」「やろう!」と思っていただけるようなガイドラインを目指しています。
「困った場面課題解決シート」をすべて埋めよう、正しく答えを出そうと思うと、その瞬間からシートに振り回されてしまいます。
「あっ、そうかも!」という気づきがひとつでもあればしめたもの。
そんな気持ちで、気軽に楽しく取り組んでいただけることを願っています。
ガイドラインは、何とか年内には!
出来上がったら、またご報告しますね。
お楽しみに。