ケアする人をケアする

介護・育児中のご家族、それを支える専門職、そんな「誰かをケアする人」のケアを考えます。

ブログ開設のご挨拶

はじめまして。そしてお久しぶりです。

当ブログ、「ケアする人をケアする」は、前家族ケア研究所の渡辺裕子が管理人となって運営するブログです。

2013年に家族ケア研究所の活動を休止してから5年余り。

ご心配をいただきました皆様には、心からお詫び申し上げます。

 

この間、いろいろなことがありましたが、とにかく、本日、こうしてブログを開設するというかたちでご挨拶ができることを、心から嬉しく思っています。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、当ブログの「ケアする人をケアする」の主旨などを少し。

管理人の渡辺裕子は、医療や福祉の現場に「家族看護」を拡げるべく活動してまいりました。

家族看護とは、患者さん、あるいは利用者さん、当事者のみならず、傍らにある家族にもケアが必要であり、ひとつの家族まるごとをケアの対象としていこうという考え方です。

北米から我が国に家族看護の考え方が導入されて四半世紀が過ぎ、現在は「家族支援専門看護師」も誕生して、全国で活躍しています。

我が国に、看護の一領域としての家族看護を確立するという、自分に与えられた使命はある程度果たし終え、次世代の看護師たちの活躍をサポートするのが次の自分の役割だと感じています。

そして、それはまさに、「ケアする人をケアする」ということに他なりません。

 

「ケアする人をケアする」は、実は、家族ケア研究所の活動の理念でもありました。

家族ケアは、「介護や育児というケアに取り組む人」をケアすること。

ただ、そのためには、さらにそれをサポートする看護職や介護職の方が誰かにケアされていることが必要です。

 

少子高齢・人口急減社会を迎え、医療や福祉の現場でも人手不足は年々深刻さを増しています。

一方で、医療の水準は上がり、人々のニーズは多様化。

現場でケアする専門職の悲鳴が聞こえてくるようです。

現場の第一線で果敢に立ち向かい、奮闘している看護師や介護職の方を何らかのかたちでサポートさせていただきたい。

これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて、ブログを立ち上げることにしました。

 

ブログの内容は、管理人が代表を務める「ケアする人をケアする会」の活動や、「ケアする人のケア」にお役に立てていただける情報など、幅広く扱っていきたいと思います。

管理人が看護職というバックグラウンドから、看護職向けの内容が多くなるかとは思いますが、介護・育児中の一般の方々にも有用な情報も掲載したいと思っています。

少しづつ充実した内容に育てていくつもりですので、長い目で見守っていただければ幸いです。

 

 

お目通しいただき、ありがとうございました。