ケアする人をケアする

介護・育児中のご家族、それを支える専門職、そんな「誰かをケアする人」のケアを考えます。

第1回家族ケア研究所ファシリテーター養成コース交流会を開催しました。

好天に恵まれた昨日、前家族ケア研究所の「ファシリテーター養成コース」を修了された方々にご参集いただき、神戸市内で交流会を開催しました。

お集まりくださったのは、25名の方々。

北は岩手県、南は福岡県まで、全国から久々に仲間が集まりました。

 

このファシリテーター養成コースがスタートしたのは13年前の2005年のこと。

10年以上ぶりにお顔を合わせた方もいらっしゃるのに、「空白の時間」を全く感じさせない心ときめく再会がありました。

 

午前中は、それぞれの近況報告。

部署の移動や昇進。

認定看護師や専門看護師などの資格取得

病院内から訪問看護への転身。

起業された方や、無事に看護師としてのキャリアに終止符を打たれた方など、それぞれに仕事上での変化が。

そしてプライベイトでも、パートナーとのご縁があったり、新しい家族を迎えたり、離婚を体験されたり。

また、ご自身が病気を乗り越えたり、大切な人を見送ったり。

大事な仲間が紡いできた人生の軌跡に、深く耳を傾けたひとときでした。

 

そして午後は、「渡辺式家族アセスメント/支援モデル」による「困った場面課題解決シート」を用いた事例検討をグループに分かれて行いました。

皆さんが選んだ事例は、ともに60代のご夫婦で、ご主人の治療をめぐりご夫婦間で意向のズレがみられたケース。

「このご夫婦に家族面接を実施するとしたら、どう声をかけるか」を具体的に考えました。

 

場が十分すぎるほどに温まったグループワークは、それぞれがのびのびと自由に発言し、それに真剣に耳を傾けるメンバーたち。

病院内のナースと訪問看護

所属する領域も、小児、精神科、がん、リハビリテーションICU、内科や外科などさまざま。

多様なキャリアを重ねた看護師たちがひとつの事例に真剣に向き合った時間は、まさに至福の時でした。

 

「やっぱり事例検討って、面白い!」

皆さんの満ち足りた表情が、すべてを表しているよう。

そして、ここから涙あり、笑いありの懇親会に突入したのでありました。

 

皆さんの「顔出しOK」のご了承を得て、アップ!

「愛すべき仲間たち」です。

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 そうそう、今回の交流会で、「ケアする人をケアする会」の立ち上げが本格化しました。

そのお話しはまた次回!

 

 

お目通し、ありがとうございました。