交流会という名の自助グループ
今日から12月ですね。
年々、月日が経つのが早く感じられ、それはもう怖いほど。
「ああ、一生では足りない・・」
何といっても、「今日という日が一番若い」のですから、一日一日を大切にしなければと今更ながら思う今日この頃です。
さてさて、先月、前家族ケア研究所時代の会員さんの交流会を開催したことは、このブログでもご報告しました。
実は、少し前に、ご参加くださった方からメールを頂戴しました。
そのなかで、仲間との「近況報告会」のことが触れられていました。
「職場ではなかなか言えないことも、あの場では驚くほど自然に言葉に出せ、ただ黙って頷いてくれる、合いづちを打ってくれる仲間のあたたかさに触れて、元気をいただきました」
そうメールには綴られていました。
自由に自分を語るもよし、語らないもよし。
誰からも非難されない、攻撃されない安全な場での「言いっぱなし、聞きっぱなし」。
まさに、「自助グループ」ですね。
ある参加者は、「ここには愛がある」とつぶやきました。
命と向き合い、患者さんやご家族と向き合い、上司や同僚、多くの職種との複雑な人間関係のなかで日々を過ごす看護師たち。
看護師に共通の悩みやストレス、言葉にはなかなか出せない苦しさを、多かれ少なかれそれぞれが背負っているように感じます。
患者さんやご家族に自助グループが有効なように、看護師にもそんな場の力が必要なように思います。
交流会という名の自助グループ。
安全に自分を語れる場には、そうそう巡り合えないもの。
そういう意味では、あの場は、皆さんの財産だといえるかもしれません。
まるで実家のように、疲れた心を癒す場であり続けたいと願っています。
12月開催予定の交流会も、ご参加くださった皆様とともにあたたかな場を創っていきたいと思います。